マザーズ~”縁組み家族”君がくれた幸せ

  • 番組名:「マザーズ ”縁組み家族”君がくれた幸せ」
  • 放送局:中京テレビ
  • 放送日時:2018年10月13日 25時10分~26時10分

安川克己ディレクターが
「特別養子縁組」をテーマに
ドキュメンタリー「マザーズ」の制作を
始めたのが今から7年前の2011年。

マザーズシリーズの第5弾となる
今回の「縁組み家族 君がくれた幸せ」では
2011年に初めて取材した家族を追加取材することで
血縁のない家族の幸せとは何かに迫っています。

育ての親夫婦が営む森の中のパン屋さんで始まった縁組み家族。
取材当初は赤ちゃんだった幸太郎くんも今では小学1年生。
同じく養子で3歳違いの妹もできました。

幸太郎くんを養子とするに当たって
物心がつくまでには子供に真実を伝えたいと語っていた養母。
彼女は近所の人たちや同じ年代の子供を育てている母親たちに
幸太郎くんが養子であることを明かします。

2014年6月。幸太郎くんは2歳6か月。
年に1回「特別養子縁組」で結ばれた親子が集まる
シンポジュウムの会場で幸太郎くんは初めて
産みの母と対面します。

2018年6月。
7回目のシンポジュウムに参加するために移動中の車の中で
幸太郎くんは産みのお母さんに会いたいと言い出します。

そして2018年8月。
産みの母と会う段取りが進められる中
「今は会わなくていいかな」と言い出す幸太郎くん。
安川Dが「会いたかったじゃないの?」と問いかけても、
はぐらかす幸太郎くん。

大人たちは今の気持ちを言葉にすることができます。
育ての母は「血がつながっていなくても、
一緒に暮らすうちに家族になれる」と答え
産みの母は「幸太郎くんが会いたければ
いつでも会います」と答えています。

しかしながら、今回の番組では
6歳の幸太郎くんの胸の内にどんな思いがあったのか
私たちは知ることができませんでした。

自分を産んだお母さんがいて
育ての親である父母がいて
幸太郎くんがその事実をどのように受け入れているのか。

今後もこの家族の取材を継続することで
その答えを知る日が来ることを待ちたいと思います。(PONT)