CBC ゴゴスマッチング

    番組名:ゴゴスマッチング
    放送局:CBC
    放送日時:’19・11・23㈯ 1300~1354

「知財マッチング」は<経済産業省>推進の事業。この地区では<中部経済産業局>や<あいち産業振興機構>も関わっている。
こういう行政の事業を取り込んで番組にする営業力はCBCクリエンションに一日の長ありだが、今回は仕掛けも大きく本社マター。

CBCはこの事業に賛同してオリジナルWebサイト「マッチングチャント!」を今年10月に開設している。
企業と企業の結びつきをお手伝いして、地域経済の発展に寄与しようというプロジェクト。
テレビ局としての新たな戦略展開でもあるのだろう。

MC石井亮二はゴゴスマで経験を積み、今や難しい用語もこなし、お笑い芸人にツッコみ、硬軟併せて余裕の司会ぶり、お見事だ。

ゲストの岡田啓右、皆藤愛子がコメントだけでなく、商品事例のプレゼントもやるのは、少し無理があるのではと感じた。

3人目のゲスト(HPではアンカー)としてバーチャルキャラクターのような弁理士「トッキョ君」が登場。特許や弁理士の仕事について解説。

この「トッキョ君」が途中からリアルな弁理士「富沢正」に変わり驚いたが、自身が関わる商品開発の具体的事例2件を取材も兼ねて紹介するので、リアルに変わらざるを得ないのだと分かる。

キャラクター「トッキョ君」はサイトの方で活躍しているので、その紹介という意味もあるのだろうが、リアル富沢さんからの変わり身が見る側には混乱を招く。
むしろ最初からリアル富沢さんが登場しての「背負子」と「コード埋め込み技術」の紹介。そこでバーチャルキャラクターになれば、自然の流れでサイトの説明が出来たのではないかと思った。

ドキュメンタリー風、アニメ、イラスト、CGと事例紹介の映像演出は引き出しが多彩。
NHKの番組もどきの演出もご愛敬だが、この2番組はテーマ音楽でそれと分かり、いまや民放では使われ過ぎでいささか私は食傷気味。

ともかく「知財マッチング」という経産省の事業内容とCBCの経営戦略を勉強させてもらった。

澤田健邦