メーテレドラマ「名古屋行き最終電車2019」

    番組名:メーテレドラマ「名古屋行き最終電車2019」
    放送局:メーテレ
    放送日時:2019年1月14日0時25分~

メーテレの誇る「名古屋行き最終電車」、もう7年目の人気シリーズを今回しっかり見させていただきました。今までは仕事の流れで一話だけ見ていたので素晴らしい作品とは知っていたけど詳細は知らなかった。ホームページを見ると今年の1話の主演、松井玲奈さんは7年連続の主演、エース格なんですね。
今回は雑誌のライターという設定でいきなり「ケリー」が出てきて名古屋色を出す。そして、ナナちゃん人形を思い入れたっぷりに見つめる皆川猿時扮するオタクっぼい人と出会い、物語が始まる。そして、いきなりセーラー服の中学生とタイムスリップ展開、そしてループとこんな番組だったっけという予想外のストーリー展開。さまざまなところがとても完成度高く、松井玲奈はしっかりはまっていて好演。皆川猿時、鈴木福も抑えの効いた演技で良かった。モデル役の女性も可愛らしく気になりました。
そしてびっくりしたのが「主任の部屋」というサントリー、神泡のプレモルのオリジナルCM。ドラマの象徴的な出演者である六角精児さんが主任に扮しビールを飲む。クライアントも歴史あるこのドラマを高く評価しCMにとつながっている。昨年末の「そして、移住」というドラマでもスズキのオリジナルCMやいろいろメーテレはチャレンジしている。中京テレビも「大徳さん」などでキャラクターを使ったオリジナルCMはチャレンジしていますが営業と制作のクライアントを巻き込んだコラボは確実に今的なトライですね。素晴らしいと思います。優良なコンテンツはお金につながるという事を実践していく事がコンテンツファースト理念の後押しに間違いなくなります。
その意味では「名古屋行き最終電車」は成功例で、翌週太田川駅を舞台にした2話を見てみたいと思いました。
そして、出演者もいいキャスティングしてますよね。毎年出ていただく方が広がり楽しみです。ともかく出演者もスタッフも会社も楽しんで作っている空気が一番の財産ですね。
柴垣邦夫