「東海3県★知らんかったでSHOW」(テレビ愛知:バラエティ・情報)

  • 番組名:「東海3県★知らんかったでSHOW」
  • 放送局: テレビ愛知
  • 放送日時:2019年12月21日(土曜)午後6時30分~午後7時54分

「地元人の地元知らず」、ってありません?富士山の麓に生まれながら未だに富士山に登ったことがない筆者のように。そうした「重箱のスミをつつく」ような地元情報を掘り出してバラエティにして見せるローカル色満載のテレビ愛知の一連の番組、筆者嫌いではない。(テレビ愛知は「ほめられたい」局なのだそうなので褒めておきます)

そうしたジャンルの番組を週末のG帯に突っ込む渾身の(?)90分特番が放送されたので、興味津々、鑑賞してみた。果たせるかな、いいネタ持ってきていた。県外ナンバーのクルマの集まる場所を特定してそこから行列のできる店や絶景ポイントを探るネタ。これ、結構意外性があって面白かった。中津川の豆腐屋は、筆者は「知らんかった」。岐阜県だが、本巣の温泉も「知らんかった」。鈴鹿の激安焼肉「ぼつ焼き」のお店も。おそらく中京テレビ「P・S純金」あたりが触っていそうだが、レギュラーのローカル情報番組(平日月金夕方番組を除く)をほとんど観ない筆者としては新鮮だったのだ。

モーニング発祥の地ともいわれる一宮で食パンの厚さを競わせたり、名古屋では「おでん屋」激戦地区といわれる伏見・栄エリアでおでんの大根の厚さを図って歩いたり。いいなあ。TVAのベタな地元愛炸裂だ!「島正」の大将に、「最近のテレビ局はやることなくなってまって、大根の厚さをよぉ、測るなんてよぉ、そんなどうでもいいええようなことやっとるわ」と言われていたのもご愛嬌(苦笑)。

アクの強~い若本規夫氏のナレーションとセリフ使いもむしろネタ的には小気味いい感じさえした。

後半は「のどか自慢」。田舎自慢だ。愛知県は豊根村のスズメバチを食する人々やチョウザメ養殖の話題。筆者がこの番組の中で一番好きだったのが茶どころとして有名な岐阜県東白川村の「ぐるぐるしているお茶畑」。ドローン空撮がなければ見つからなかったという風景だ。近くに出かけても高いところがないのでドローンがなければ観られないのが残念だが。激しい廃仏毀釈で「お寺」が無いとか、ほとんどの世帯に冷凍の「鮎」があるというのは「知らんかった」。

最後に出てきた三重県明和町の「とり肉チャーハン」には笑った。そのまんまだったから。三重県てノリが関西風なんだろうか。ここは「コウノトリ」が一時期滞在したことが先にありきで場所が選定された匂いがしたけど。

スタジオは小籔千豊と足立梨花。これに井澤知旦名院大教授が「ウンチク」担当として座る。しかし井澤先生の活躍の場は限られていたんではないか。これならスタジオをもう少し縮小し、井澤先生はVTRで一言頂ければ良かったのではないだろうか。ただ90分特番全体としてはVとスタジオのバランスは良かったと思う。小籔が叩くのど自慢風鐘は、あまりにも「ベタ」過ぎで引いたけど。しかし、全体として楽しい90分ではあった。

エンドロールで観る限り制作は内製のようだ。この手の番組をキチンと演出できて制作出来る力量を保っていくことがテレビ愛知のコンテンツ制作力全体から見てとても重要だと思う。どうか、こうしたエリアに特化した楽しく質の高い情報バラエティを継続して作っていって欲しい。期待しています!(KING)