今ニュース枠でやるべき事が違うのでは?

  • 番組名:夕方ニュース&情報枠
  • 放送局:名古屋全局
  • 放送日時:

新型コロナウィルスの第4波が大きな勢いで拡大している今、そして「まん延防止等重点措置」が今日から適用された今、ニュース枠でおいしいお店の特集をすることはどうなんだろうと思う。会食を自粛するよう行政から求められているにもかかわらず、食事に出かけようというプレゼンテーション。まるで厚労省の役人が自粛要請している中20数人での送別会を深夜までしているのと同じ構図ではないだろうか?おいしい店に行かせたいのか、自粛させるべきなのか放送局としてのスタンスがなく、いただけない。

ニュースを扱っている情報ワイド番組の立ち位置がしっかりしていない、トータルの管理者の見識がないのだろう。

一方、もっと扱うべきネタがある。名古屋市長選の投票が今週末にある今こそ候補者に市民が聞きたいと思っている質問に答えてもらう特集を大きく展開させると良い。立ち合い演説会や街頭演説がコロナ禍につき制限されているので、今こそテレビがもっとその役割を果たせば新しい選挙報道の在り方が出てくるのではないかと思う。各局夕方枠をつぶさには見ていないので事実誤認もあるかもしれないが、今回リコール署名偽造という大きな疑惑がある中で興味あるやり取りはできるのではないだろうか?市長選の論点は他にもいっぱいある。僕も双方の主張で聞きたいことがある。選挙広報や自陣のチラシではデータや根拠があまり示されていないから何が正しいかわからない。

視聴者があまり関心を持たず、いつも視聴率が取れないという理由で放送時間が短くしか取れていなかったようだが、今回は飲食店紹介をやらなければ時間はかなりあるはずだ。報道機関しっかりしてよ!

柴垣邦夫