「私たちの聖地が尊すぎる。」(CBC バラエティ)

  • 番組名:
  • 私たちの聖地が尊すぎる。

  • 放送局:
  • CBC

  • 放送日時:
  • 2022/11/28㈪ 24:59~25:59

    月曜深夜枠の特番らしいが、中日新聞での紹介もなく、当日の電子番組表でCBC制作と分かって録画をセットした。

    MCは今注目のお笑い芸人コンビ「ニューヨーク」で、取材ビデオを見て、スタジオでコメントする。
    「マニアにとっての聖地」を初対面の芸能人と一般人がレポートするというキャッチフレーズだ。

    今回のテーマは「カレー」と「東海オンエア」の2つの聖地。
    ロケのリポーターはカレー編ではカレー大好きな歌舞伎役者の尾上右近と
    こちらもカレー大好きで脱サラしてカレーの店を作った主婦。
    スタジオゲストにカレー研究家の一条もんこ。名前がユニークだが、最近人気のようだ。

    「東海オンエア」は愛知県岡崎をベースとして活躍する6人組ユーチューバー。
    彼らは出身地である岡崎で映像を収録していて、彼らのファンがロケの場所を見たくて全国からやってくる。
    ロケに行くのはアニソンシンガーで東海オンエアの大ファンである「オオイシマサヨシ」と
    オンエア公認でオンエアの映像を更にまとめ動画として配信している人物。
    まとめ動画、つまり元の映像をオマージュとして再編集しているわけで、公認でなければヤバイ行為。
    ロケの中で聖地にやってきたファンが彼を見て、記念撮影を求めていたが、彼もまた東海ファンの間では有名ということだ。
    スタジオゲストは今や「東海オンエア」と観光促進でタッグマッチを組む岡崎市観光推進課スタッフ。

    お互いに好きな対象を巡って、芸能人・タレントと一般人・素人が交わす会話は楽しい。ゲストの解説もあり、マニアックな知識も披露される。
    それぞれの社会的な立場や肩書を越えて、拘りに共感する姿は微笑ましい。
    司会以外、お笑い芸人を避けて、それぞれの組み合わせを考えたところが苦労もあったろうし、ナイスセンスだと思った。

    カレーは誰もが知っているし、ファンも多いので、ある意味難しいテーマかと思うが、丁寧にまとめられたと思う。
    東海オンエアの存在は知っていたが映像を見たのは初めてで、ほんの一部の映像だったが、
    ファンの言葉通り、「昔のノリ」「いい意味でアホっぽい」ところが人気の理由らしく、私も面白いと思った。

    実はこのCBC月曜深夜枠でMCニューヨークの番組を見たのは二回目。
    前回は確か教科書がこんなに変わっていたのを知っていますか、みたいなテーマだったと思う。
    教科書の変化の歴史は学問としての進歩だけではなく、歴史や政治的な意味もあり、考えさせられることも多く、面白い番組だと思った。
    MCのニューヨークの進行やツッコミが心地よい。この二人の今後も楽しみだと感じさせられた。
    この時、この場で書いておくべきだったが生来の怠け者、遅筆で書けなかったが、今回の放送はなんとか書き上げた。
    多分も同じスタッフだと思うがCBCのHPでは前回の放送は出てこないので残念。
    我々のような番組感想を書く存在は求められていないのだろうか。自社制作の放送予定や過去の資料をと思う。、
    それはさておき、二回続けて、視聴し、ひさびさに楽しみな制作チームだと感じた次第。