- 番組名:「ソッキング」~すぐ使える!超一流有名人がホレた側近術SP ~
- 放送局:中京テレビ
- 放送日時:2019年1月4日 14時55分~15時55分
上田晋也と彼の側近である浜ロンがMCの番組。ここ2回ほど正月特番として放送している。
超一流の人間には気むづかしい人もいるが、その周りには側近と呼ばれ超一流の意を汲んで業務を行ったり、リラックスさせる存在が往々にしている。
今回はスティーブ・ジョブズや長友佑都、ビヨンセを取り上げその側近の処世術を紹介した。彼ら有名人の知らない事実も数多くあり、そのエピソードを旬のモノマネ芸人を使って再現ドラマにし面白く展開していた。また、リサーチもかなり出来ていて盛りだくさん。ただその盛りだくさんが問題で色々な要素がありすぎ芯を突いた展開が出来ていない。
スティーブ・ジョブズの側近、前刀さんには彼しか知らないスティーブ・ジョブズの人柄や仕事への向かい方など聞きたかったし、ビヨンセの側近、長友佑都の側近にも聞きたいことはいっぱいあった。ほとんどのエピソードがVTRでナレーションでの説明。彼らがスタジオにいる必要は無い。
さらにスタジオには4組の芸人の側近に加え、ゲストにアンミカと乃木坂46の2人、そして学識者として専門家が2人。スタジオには人がいっぱいいて彼らを活かそうという作りでは無い。話を聞けばしっかり説得力のある話が展開したと思うけど、残念ながら軽く触って次の話題に移っていく。これではご馳走は見せてもらったが味わう事は出来ないという気持になった。スタジオに来てもらった超一流の側近の方々もそう感じたのではと心配になる。
60分の中身に詰め込み過ぎは、正月とはいえどうかなぁと思う。
側近から人を知る事、人の懐に入るソッキン術など新しいアプローチがあるのにもったいないですね。
柴垣邦夫