「オレの一行」(中京テレビ・バラエティ)

  • 番組名:「オレの一行」
  • 放送局:中京テレビ
  • 放送日時:2019年9月28日(土曜)25時05分~25時57分

先に投稿された柴垣氏の解説によると、若手の企画という。いいですね。外部を入れない?若手にキャスティング・構成・ディレクションまで任せる体制。中京テレビ(だけではないだろうが)は若手のチカラを発掘する製作傾向が強く見られるので、そのチャレンジは定期的に継続して貰いたい。一方でベテランの重厚な作品も期待したい。

さて本作だが、深夜のリラックスした雰囲気の中で、(失礼だが)ながら見するのにそこそこいい番組だった。真剣に対峙する手の番組ではない。ながら見をしているのだが、時々、オッとテレビに振り向かせるシチュエーションがある、そんな感じ。終始耳目を奪われるほどに面白い番組とは、重ねて失礼ながら言いかねるが、深夜のバラエティとしては合格ラインにあったのではないか、と感じた。ただ、ここはなあ、とう点もあった。時間が長い。同じことの繰り返しで飽きる。1時間やるならもう一捻りした企画を挿入するとかの工夫が欲しかった。

筆者は柴垣氏ほど営業ネタが嫌だなあ、とは思わなかった。これはこれで有りだなと感じた。(営業持ち込みのネタだとはすぐに分かったが)中身としてはスベる回答が多かった中でコピーライターや漫画家の力量が番組を救っていたな、と感じた。まあ全体がお遊びだから目くじらを立てることはないのだけれど。ケンコバは時々意味のないウソを言うので個人的には嫌いだし、高橋みなみもこれをフォローできていたかというと、疑問符が付く。全体にスタジオはとっちらかった印象だった。(ここは柴垣氏とは全く違う印象)

全体的に「お笑いマンガ道場」の大喜利を彷彿とさせる内容だったが、面白くないスベリも許容しつつ次作を制作するのだろうか。企画として決して悪いものではないので、是非「カイゼンされた」次作を観てみたい。(KING)