「超町人!チョコレートサムネット」に一言

  • 番組名:
  • 超町人!チョコレートサムネット

  • 放送局:
  • メ~テレ

  • 放送日時:
  • 2024/04/28㈰

表題の番組、柴垣さんと同じく、私も楽しく視聴している。
別枠での放送から、更に現在の枠での全部の回を録画予約ではあるが、
視聴している。

メ~テレさんにあって久々に取り組む面白い!バラエティとして、制作
スタッフが企画、構成、演出に工夫を重ねて、ロケでは汗を一杯
かいている努力を感じている。

ところが、だ。
表題の放送、松坂市の回の終盤のスタジオでアッと驚くシーンがあり、
とても悲しく、嘆いている。

それはロケに登場し、最後のメインとしての待ちに待った豚肉料理を
スタジオのMC二人が食するシーン。
正しく表現するなら、食べるシーンは無かったのだ。
皿に盛られた美味しそうな豚肉のステーキのアップ。
そして、次のカットはMCが「美味しかった」と言いながらナプキンを
外していたのか、空の皿もあったのか、2人を入れこんだ広いショット。
え?本当に食べたの?なんで?と私は驚いた。悲しかった。

いわゆる食レポにも通ずるが、僭越ながら、食事のシーンの鉄則を
お伝えしたい。
それはお皿や鍋から箸をつけて、口に入るまでのカットを途中で切る
ことなく、ワンカットで見せることである。
料理なり食材なりを、口に運ぶまでをワンカットで見せるべし。

これは日本テレビの佐藤孝吉さんという天才的な絵作りの演出家に
教えていただいたことだ。
この鉄則を知った後は数多くの食事シーンで守られていることを
確認した。もちろん、ごく稀に残念な番組がある。

中京テレビの「オモウマ」のように全く狙いの異なる番組は別である。
要は、自然に視聴者の気持ちで見ることで、この鉄則の意味は分かる
はずである。

そんな小さなことを、と思われるかもしれないが、小さなことを
コツコツと積み上げることを忘れてはいけないと私は思う。
バラエティは番組の狙い、企画の意図をしっかり考えて、丁寧に作り
上げることが大切だと思う。
まあ、どんな番組でもそうだけど、バラエティだって、だから、
尚更、大切にしてほしいということだ。

制作された方から反論があれば、ぜひ承りたいので、メールでお送り
されたい。

澤田