- 番組名:「サンドイッチバン~データの1番さんに会ってみた」
- 放送局:CBCテレビ(TBS系11局ネット)
- 放送日時:2026年6月28日(日)午後2時~午後3時24分
このところ名古屋局の制作するバラエティは続編が多く、新作もここで感想を書いてみたいと思うような番組に出会えなくて、もやもやしていた。そこにこの番組。制作は中部日本放送HDの100%子会社とになった「ケイマックス」(「Aスタジオ+」、テレ東系深夜女性アイドル番組等を制作。この所CBCテレビのこの枠などバラエィ制作の一角を担っている)だ。司会のサンドウィッチマン、CBCには動物園番組の頃から特番に良く顔を出している。お茶の間の人気が高く誰からも嫌われないタレントだ。
閑話休題。この番組、視聴率はどうだったのかは分からないが、私にはCBCらしくて(柔らかい知的な情報番組)とても面白くみた。まずスタジオとVTRのバランスが良い。スタジオはサンドの二人と回し役の元日テレアナ・岩田絵里奈、コメンテーターにダンスボーカルグループWATWINGの八村倫太郎。この4人の役割分担がとても良かった。サンドの適切で時に毒もあるツッコミはもちろんだが、意外?やタレント枠の八村のコメントが実に的とタイミングを得て上手かったのだ。岩田は元局アナらしく時に素を出し、上手い立ち回り。結果スタジオはコンパクトで締まっていてとても感じが良く仕上がったのだ。この座組はナイスキャスティング。続編があれば是非このメンバーで。
更に番組のコアである取材VTRの仕上がりが良かった。ここは誰を取材対象にするか、ですべてが決まると思うのだが、今回取り上げた4人は、既視感も無く、新鮮で人物としてもそれぞれとても魅力的だった。現地へ出向いてのアドリブの撮高も上手くチョイスして取り入れ効果的に編集、魅力的な仕上がりになっていた。単純な人選ではなく、二次的なルートも活かした取材・編集が光る。「日本に1人しかいないアンドラ公国から来た人とは?」では、彼の実家の事、家族の事。「速読日本一の女子中学生」では、その父親を。「時速250キロの球を打つ老人」は彼の持つ別の特技、テトリスのワザを。「人口1人の離れ島に暮らす男」では、実は人口2人だったというオチと当初取材した男のアッという実家のこと。それぞれどれも魅力的で面白かった。4つのVTRをどの順番で並べるかは迷ったかもしれないが、放送された順番で良かったと感じた。
こうしてスタジオと取材VTRの仕上がりが1時間特番全体の出来を押し上げる結果を生み出した。もちろんこの番組のそもそもの狙い、企画が良かったという事だろう。更に取材対象のリサーチが結果論だが上手かった、決まったということだろう。書くと簡単だが、番組全体としてバランスが良い番組というのはそうそう出来るものではない。企画と結果が上手く結びついた、という事だ。今回のような人物の発掘が継続出来るのなら、CBCは金脈を当てたと思うがどうだろう。(KING)